終始徹底した感謝と愛情。

施設に入所して、久しくご自宅に帰ることなく、療養をして臨終を告げられる方は少なくありません。

今回ご縁があった皆様もしかり。

自宅安置から、ご納棺、告別、火葬と忘れかけていたとても大切なことを肌で感じることができた告別式でした。 長い間ご主人と二人三脚で切り盛りしてきた商売に幕を引き、手塩にかけた二人の娘様たちは立派に嫁ぎ主人を支えあたたかな家庭を築く。亡くなったお母さま、喪主のお父様を見れば手に取るように想像がつきました。何といっても姉妹が仲良し。常に母親に感謝し、死を受け入れ、後悔なく送ろうという気持ちが感じられたみなさまでした。

印象的だった事は、、ご納棺の際、喪主を務められた主人の一言。

「ちゃんと化粧したら奇麗だもんな!」涙ながらに話しかけていらっしゃいました。とても素敵なシーンはお花をたむけた最後に、亡き抜け殻となった奥様にキスをしたワンシーンでした。

世間はコロナ禍です。葬儀も家族葬がメインです。しかしながら、

お身内の、お身内による、お身内のための葬儀が出来ているのも

現状なのです。時代は刻々と変化します。とてつもない速度で。

時代は変わっても、変わらない、変わってはいけない物事が

きっとあるはずです。このような言葉を表した羽毛布団のような温かなご家族様とのご縁でした。火葬扉が閉まる際にご次女様が叫んだ「お母さんありがとう!」は故人様は無論、皆様の心にいつまでも響き渡る言葉でしょうね。